2014年 09月 09日
よい結果というものは表に出てきにくい |
このblogは、みなさんがどんなフレーズでたどり着いているのかが知りたいと思っているので、アクセス解析を入れている。検索ワードが求めているのは、「お金」と「がん保険」に関連するエントリーで、それはここに書いた時から今も変わっていない。あとは、ザンクトガレンとか、OncotypeDXとか、そのあたりもある程度の人気(?)がある。
それ以外では、たまに見かけるワードに
「針生検 悪性の確率」
といったものがある(正確にはこのワードだけじゃないんだけど、似たり寄ったりも含めて)。
これはたぶん、乳がんに関する精密検査をすることになって、針生検を行う必要があるか、実際に針生検を受けたか、といった方だと思う。そして、この「針生検」というのを受けると、どれくらいの確率で乳がんと診断されるのかというのが知りたいということだろう。
私も詳しい統計は知らないけれども、以前、診断先生にちらっと聞いたところ、診断先生のクリニックで針生検(マンモトーム生検も含む)を行っても、実際に乳がんと診断されるのは、生検を行った人の半分以下だという(50%は超えないそう)。つまり、針生検を受けても、乳がんではない人の方が多いのだ。
でも、検索している側にとってみれば、その確率は実際よりも高く見えるだろう。
なぜなら、インターネットで「針生検 悪性の確率」と検索した場合、その多くは実際に乳がんと診断された人の体験談がここかしこにヒットする(このblogも例に漏れず、なのだが)から。なぜそうなのかといえば、針生検を受けて乳がんと診断されなかった人が、その体験談を書くことは少ないから。というか、問題なかったという結果を書く必要性を感じる人というのは多くないし、問題があるから結果を書くのだ(再びこのblogも例に漏れず、である)。
前にも少し書いたけど、乳がんに関してのblogというのは、「書くことがある」≒治療が上手く進んでいない、現在治療のまっただ中ということも多くて、「書くことがない」≒治療が順調に進んでいる、治療に関して問題がない人は、「書くことがある」人よりも多いとも思うのだ。だから、他人のblogを読みすぎるというのは、個人的にあまり得策ではないと思っている。
今のところ私もありがたいことに、とりたてて何か起きているわけではないので、どなたかの興味を引くようなことは何も書けないのだけど。
ところで、この下にある「イイネ」って、いったい何なんだかわからないんですけど(FacebookなどのSNSと連動してるわけではないし……)、まあ、イイネと思った奇特な方がいらっしゃったら、ぜひ「ポチ」っとしてみてください。
by sunday_tourist
| 2014-09-09 00:12
| どうでもいいこと